2022年10月29日土曜日

第10回法則化チェイサーZOOM例会報告

日 時 R4年10月29日(土) A.M.7:00~A.M.8:10
参加者 勝田 山本 青木
内 容 近況報告 模擬授業

勝田先生の算数模擬授業(小4算数 小数のかけ算・わり算)からスタート。
ここでのポイントは、あみさんのお話から③の説明をいかにスムーズに
子ども達の理解をつなげていくかであると思っていた。
しかし、勝田先生の模擬授業を受けているうちに
向山先生のあるフレーズが頭に浮かんだ。
「分数のわり算も整数のわり算と同じようにできるんですね。」
今回、勝田先生の授業をスムーズに受けられたのは実はここにあった。
その手立ては最初に打たれていた。
瓶に0.3を書かせること、いくつあるか問うこと、である。
これで子どもたちは、小数のかけ算の存在を知らなくても
「0.3Lの6つ分」
という、かけ算になる言葉の式が頭に思い浮かぶことだろう。

私の模擬授業は、ヤングケアラーであった。
TOSSせんりにて1週間前に模擬授業した。
参加者からのアドバイスや感想からBUをしてみた。
初めて受ける山本先生から
「教室で授業をするリスク」
の話が出た。
私の落としていた視点だった。
ほんとにこの授業は子どもたちに、しかも小学生に
教室に必要な授業であるのか?
私はヤングケアラーで大変な子ども達がいても
教室でいつもように笑い合い、勉強し合って、と子どもらしく
過ごしていれば、救われるということを伝えたかった。
そうであるならば、もっと組み立てを考えるできであった。
そこで山本先生は
「同じ様に苦労している子どもたちは
ヤングケアラーだけでなく、DVやその他にもある。」
と話された。やっぱり授業は幾重にも層をなして作らねばいけない。
杉浦千畝さんの授業があちこちで展開されている中、青坂先生は
「1人のことだけじゃなく、少なくとも3人はあげて授業を作るべき」
と話されていた。
その中で河田先生は3人のお母さんの例を出された道徳の授業を
TOSSのサマーセミナーで紹介された。
私の授業で言えば、ヤングケアラーは私の伝えたいことへの
3つの例の一つであり、ヤングケアラーだけであってはならないのである。

チェイサーは小さいサークルだが学びは大きい!





 

2022年9月17日土曜日

第9回法則化チェイサーZOOM例会報告

日 時 R4年9月17日(土) A.M.7:00~7:45
参加者 勝田、山本、青木
内 容 模擬授業、電子絵本、どこどこ報告

私の電子絵本からスタート。
「うちのおばけ」というお話。
この絵本には楽譜がついている。
この楽譜のメロディーをそのまま流し続ければ
BGMにぴったんこだろうと思っていた。
MIDIで作ってみたところ、うまく合わないような気がしていた。
そこで昨日の母体サークルTOSS千里で小林先生に聞いてもらった。
「ここが違うわ。ここは楽譜上そう見えても、つなげるんだよね。」
と違和感をズバッと言い当てた。
小林先生が作成してくれるとのこと・・・ラッキーです^^
で、本サークルでは別の音を当てはめた状態での読み聞かせ。
ここで話題に上がったのは著作権。
キャラを切り貼りしてよいのか?そもそも絵本を公開してよいのか?
法律上、教室でやる分にはよいことになっている。
私の電子絵本にお金をかけたところで御用になる。
WEB上にあげても同様だ。
教室でやることで私たちも著作物も守られている。
図書館から借りてきた本を教室で読み聞かせしているのと
同じ感覚と捉えている。
その後の山本先生のSDGsどこどこの報告でもそうだった。
急遽、60人近くの子どもたち相手に授業し、盛り上がったそうだ。
しかし、ロイロノートに貼っつけて子どもたちに配布した時点で
著作権にひっかかるのでは?と山本先生。
これも授業で使う、教室内で使う扱いからそれでOKだと
現行法律の解釈でいる。
ネットニュースで、学校便りが著作権違法で処罰された。
イラストを1枚つけた学校頼りに、イラストレーターが
著作権を侵害されたと訴えた経緯だ。
学校側は謝罪し、罰金11万が支払われてる。
学校通信をネットにUPし、配信したから判明した。
ネットに公開していたという。
学校通信を家庭に配布した時点で学校の外に出ている。
これでアウトということだろう。
しかし、深読みすると、無断でイラストを使った時点で
学校の外うんぬんより、アウトなのかもしれない。
そうなると、電子絵本はかなりまずいだろう。
勝田先生の模擬授業は久しぶりだった。
分数の足し算だった。
iPadを駆使しての隠す・書き込む授業展開だった。
隠すことで余計な分数の足し算が見えなくて済む。
しかし、描き込むことで見づらくなっていた。
山本先生の指摘はもっともだった。
私なら枠を変えて示していく。
いわゆるサイトを作って細切れに見せるというものだ。
向山先生のアーカイブを追試したということで
向山先生の実際を見ると「たてに引いて示した」だけだった。
山本先生が「ここはちょっと聞くだけでいいんじゃないの?」と
言ったことと同じだった。
向山先生も授業介入できっと、そうされたんだろうと想像できる。

私の模擬授業は昨日のサークルでできなかったものだった。
修正追試したものだった。
自分なりにかなりカスタマしたのだが勝田先生に
「池谷先生のお話に入る前に実際に『行動』させたほうがよい。」
と代案を示された。
至極納得!
そうすることで、「行動」が見事に浮き出る。
なかなか内容の濃い45分間でした。

第8回例会は、『ステキなアサガオ』の高学年バージョンを
8月に実施していました!
報告はすっかり忘れていました^^;
それはこれに携わっていたからです。
酒井式電子本出版チーム (google.com)
2冊、担当させていただきました。
よろしかったらどうぞ^^

2022年7月10日日曜日

第7回法則化チェイサーZOOM例会報告

日 時 R4年7月9日(土)、10日(日) A.M.7:00~7:30
参加者 吉田(+お子さん)、山本、小林、勝田、青木
内 容 「ステキなアサガオ」(低学年Ver)講座

大阪の寺田先生の講座を受けての
青木による「ステキなアサガオ」の講座開設だった。
ZOOMだと事前にコンテンツを準備するという
大変さもあるが、その分、あとで共有しやすいので
かえって便利だなあと思っている。
動画もついているので、何度もその部分を
再生して見せるので、参加者も振り返りやすい。
じゃあ、それを見たから同じものになる!
というわけではない。
写真を見て頂けたらわかるように
どれ一つとっても同じ作品はない。
みんな個性が出て、素敵な作品に仕上がっている。
教室で取り組んでも同じことになる。
これでアサガオの花の描き方を知り
こすりだしという手法を学ぶ。
私たちは絵画教室の先生でなければ
芸術家を育てる人でもない。
子ども達に「絵の描き方」を教える先生なのである。
この作品づくりを通して、アサガオの描き方がわかった!
葉っぱの特徴を捉えることができた!
こすりだしがわかったから他の作品でも試してみよう!
って子どもたちが思ってくれれば、はなまるなのである。
酒井式ってほんとに素敵な指導法である。

<参加者の作品>>


2022年5月7日土曜日

第6回法則化チェイサーZOOM例会報告

日 時 R4年5月7日(土) A.M.7:00~7:45
      ※無料ZOOMのため、制限時間で今日は終了
参加者 勝田、青木
内 容 1 (勝田)酒井式の講座を受けて・・・学びの報告
    2 (青木)講座検討
    3 (青木)読み聞かせ「いちにちうんち」

<勝田先生>
 『月をなめたいカメレオン』(講師:酒井臣吾氏)、『黒い船に乗って』(講師:神谷祐子氏)に参加したことからの学びの報告。カメレオンにおいては蛍光イエローの鮮やかさ以上に、細かい部分は『油性ペンでぬる』というのが衝撃的だった。指の間や身体の近くは、切っていくとどうしてもうまく切れなかったり、作品自体を切り刻んでしまう。そこを大雑把に切らせて、マッキーで塗るのである。これだと、手先の不器用な子どもたちは、安心して取り組める。そして、子どもたちが描いたカメレオンを生かすこともできる。マッキーでぬるために、夜にしたのかな?とさえ、思ってしまう。これにより、まだまだ、実践が広げられそうである。黒い船においては、自分や生き物の描き入れについて話題が膨らむ。人物はコピー用紙に描いて貼る方が、船に乗ってる感が出る上に、よりきれいに見える。青木は貼りやすさを考えて水のりにしたが、勝田氏は、プリットのりを使った。私は水が透けてしまい、若干、人物が薄くなった感が見えるのだが、プリットのりだとそれが見受けられない。ここは判断が難しいところだ。海の生き物は、私は人物と同じように切り貼りで、勝田氏は描き込みで行っていた。これは直接描いた方が断然良い。ちょっと好け具合が、海にいる感じを出すからだ。

<青木>
昨晩のサークルを受けて、修正してみた。講座を盛り込むことで、読み聞かせ自体が薄れるとのこと。途中の解説風の個所では、他の作品の細切れだと話のつながりが見えずそれが返って気になるなどの意見をいただく。なるほどである。講釈うんぬんよりも、明日、教室で実践してみたくなる電子絵本の紹介2本で進めた方がよいとのこと。これまでで、私が制作したものでよいものをということであるが、別企画ですでに読んでしまっている中、それを出すのは・・・と考える。明日の検討会で相談することになる。電子絵本の『いちにちうんち』は、とある学校の先生が、特別支援のお子さんに何度もせがまれるという絵本だったので作ってみたもの。ジャコウネコのところは大うけだった。



2022年3月12日土曜日

第5回法則化チェイサーZOOM例会報告

日 時 R4年3月12日(土) A.M.7:00~8:00
     ※無料ZOOMのため、青木が一度落ちてしまい、再度入室で継続
参加者 小林、勝田、青木
内 容 1(小林)模擬授業「とる」(国語)
    2(勝田)模擬授業「算数旅行」(算数)
         授業構想「繰り上がりのあるたし算~百玉そろばん馬場Ver」
    3(青木)模擬授業「最高のスフィス~6年生への授業」
         講座検討「読み聞かせ」依頼

<小林先生>
川崎洋さんの詩の授業。オンライン授業とあって素直におもしろかった。詩自体もおもしろいのだが、一番は( )の取り扱いである。ここ最近の授業では、□や薄い文字などで答えを示していき、テンポよく進めることが多い。しかし、小林先生は( )を使って自由に子どもたちから答えのすそ野を広げていった。そういえば、授業ってそういう場面もあったなあと、授業のおもしろさを再確認できた。
<勝田先生>
昨日のサークルでの授業が洗練されていた。代案で□で隠すというものができていたため、数える時、気づかせる時、とても答えやすくなっていた。視野が限定されるからだ。改めて、「隠す」ことの大切さを知った。表につなげるためには、書き込み方を考えればよいと思った。図には、上中下と書き込めるスペース?がある。そこに上は数えるもの、中には+や数、下に表につながる数字の羅列としていけば、つながるのでは?と考えた。
百玉そろばんで、繰り上がりのある足し算の構想。馬場先生の授業から実践。あー、あったなあという感じで見ていた。5の塊で繰り上がりを意識させていくものである。おそらく、教室では、これまでに子どもたちが取り組んできているので、自然と取り組めると想像できるし、ワンランクアップの数の捉え方ができるだろう。模擬授業で初見の先生達には「?」がつくのではと思った。私たちは、10の塊で繰り上がりを指導してきているため、上下に5ずつ別れると、わかりにくくなるのである。目と先入観がそうさせる。でも、そこを何度かやっているうちに「そういうことか!」と気付けるのもおもしろいところである。
<青木>
フィフスの授業。前回の授業とは違うサイトで6年生への授業とした。誰もが主人公になれるし、フィフス(リザーブ)にもなれる。それを伝える授業とした。ロコソラーレの面々の取り組みや琴美さんのコメントなどで、子どもたちに中学校でもどちらの立場でも光り輝くからがんばっていきなさいというメッセージ。最後はVTRを見せて感想を書かせた方がよいのでは?というアドバイスがあった。確かに最初のキャラクターに戻ったり、教室に振り向かせるのはくどいかもしれない。そこは教室の子どもたちの様子を見て決める。
読み聞かせの講座(10分)を依頼されている。勝田先生ならどうするかなあと思い、私の構想は出さずに伺った。そして自分の構想を話す。電子絵本をズバンと出して、読み聞かせでのやり方等はさらっという程度でよいのではという流れになりそうだ。講座なら、「こういう利点がある。ではそれがどのように反映されているか、見てみましょう」というスタイルから外れるが、見ている人をひきつけたり、どういう意図でやっているのかは後付けのほうがなるほど~となるのでは?というところで落ち着いた。いずれにせよ、サイトを作って講座検討になる。それはまだ、先の話・・・


 






2022年2月11日金曜日

第4回法則化チェイサーZOOM例会報告

 日 時 R4年2月11日(祝) A.M.7:00~7:50
     ※無料ZOOMのため、青木が一度落ちてしまい、再度入室という開催
参加者 山本、小林、五十嵐、勝田、青木
内 容 1 (山本)模擬従業「たぬきの糸車」
          実践発表「宿題の音読投稿」「PC版スクラッチ」
              「日記の上達変遷」
    2 (青木)模擬授業「雪の結晶を作ろう」※寺田実践追試

<山本先生>
 「たぬきの糸車」は、椿原先生の図読法の実践紹介。図に書いて示すところまでは、これまでの紹介でわかっていたが、山本先生の紹介には「再話」がついていた。だから、要約する際に「こう言ったな」「あれは書くな」など思いながら取り組めた。「再話が大事って書いています」と著書を紹介してくださった。今までは図に書いても私はピンとこなかった。それを山本先生は「たぬきは」と読み方まで最初に教えてくれた。ADHDの私でもすんなりと、取り組めた。そして、キーワードを隠して表示。これはできない子への配慮である。不安な子どもたちが自分の回答に自信をもてる。これがあるから、みんなが安心して取り組めるのである。最初から示さないのは、できる子どもたちへの配慮。これ、微細な技術だが、授業には欠かせない配慮である。
 「PC版スクラッチ」は、大きさも自由に調整、やり直しもできるとあって子どもたちも安心して取り組める。作品から「楽しんでいる」様子が伺えた。PCのお絵かきとなると、機能を楽しんで結局、作品がうまくないことが多いのだが、生き物たちにクオリティを子どもたちが求めている。たこさんの吸盤に「図形」を用いる。初めは自分で描いたのだろうが、うまくいく方法を自分で見つけて採用したのだろう。子どもたちの意欲の表れがいっぱい詰まっていた。
 「宿題の音読投稿」は、これまたすごかった。課題を出された子どもたちが動画で宿題の音読(暗唱)を投稿していた。紹介された子どもたちは、自信たっぷり!きっと、投稿するまで、何度も練習を重ねたのだろう。そうでなければ緊張なく読めない。給食のお昼の放送を担当する高学年ですら、献立などを噛んでしまい、聞きづらいことが多い。1年生でこんなにできるところは、見習うべきだろう。変化球として、「鬼〇の〇」の好きな場面を暗唱というものがあった。よく、教科書の音読で演劇風にさせるのを見るが、どうせやるならこっちの方が子どもたちは役になりきって音読するだろう。いや、セリフを回すだろう。しかも、難しい言葉やきれいな日本語をである。
 「日記の上達変遷」は、昨年9月よりタブレット持ち帰りの一環として取り組んできた日記の様子の変化の紹介。初めは横書きや平仮名でいっぱいだったのが、今では縦書きができたり、改行、漢字変換と多彩な表記に成長していた。1年生がである。取り組み続ける力の結晶を見た!

<雪の結晶紹介>
 来週、1年生で取り組みたいと組んでいる先生が言うので、サイトを作ってみた。寺田先生の講座を受けて、メモしていたのをもとに作成した。紹介時には山本先生だけだったのだが、素敵な結晶が仕上がっていた。本日の参加者にはメッセンジャーにてサイトをお送りした。

今月も早い時間からの開催に駆けつけてくださり
ありがとうございました。
ここ2回、土曜日開催だったので明日と勘違いされた方もいらっしゃいました。
日程を変えてはいけないというよい教訓になりました。
大変申し訳ございませんでした。
そのお詫びも込めてのサイトの送付でした^^
ご容赦くださいませ!
次回は3月のいつか・・・でも土曜日です!!
カレンダー見て開催を予告します。
月1だからこそできるほのぼのバンバンの世界。
目指すところは、子どもたちのできた・わかったという確かな事実。
チェイサーはどこまでも実践をおいかけていきます。




2022年1月15日土曜日

第3回法則化チェイサーZOOM例会報告

日 時 R4年1月15日 A.M.7:00~7:52      ※無料ZOOMのため、7:25くらいに一度閉鎖し、再度、入室システム 参加者 山本、勝田、青木

内 容 1 (山本)googleを使った道のり・距離・面積の授業の提案     2 (勝田)星とタンポポ ※修正版     3 (青木)①酒井塾報告           ②パワポ新技術導入電子絵本           ③新1年生保護者説明会資料
山本先生:目から鱗とはこのこと!googleマップで距離と道のりがわかり、体感できる。アースを使えば面積も体験できる。身近なものの実際を知りたいのが子どもです。3年生、4年生の算数でぜひとも使いたいです。熱中、間違いなしです!! 勝田先生:昨晩よりもバージョンアップ。見事に修正してきました。昨日よりも発問が進みました。金子みすずさんの詩はわかりやすいものもあれば、深いものもある。今回の詩はわかりやすく、絵にも表しやすい。その点も含めると、授業の展開としておもしろいですね。山本先生のおっしゃったように「答えをかちっかちっと出さずにぼんやりと進めていき、子どもたちの発想を広げていく」というのも、この詩ならではと思います。 青木:酒井塾の報告で、進化5つと自戒の報告。パワポでは、ボタン機能を使わずともリンクしてしまう新機能の紹介。新1年生保護者説明会をパワポで紹介。1時間目のように授業の中に触れることを最初にもってきたほうがよいという勝田先生のアドバイスで中身を修正します。 今月も、早い時間からの開催に駆けつけて下さり ありがとうございました。 無料ZOOMなので、いったん閉鎖して再度、入室するという 手間はありますが、そこは子サークルというしばりで^0^ 早い時間だけれども、夜よりも冴えているので^^ ばんばん、意見が言える、授業ができるというのが チェイサーのウリです^^¥ 次回は2月のいつか・・・ カレンダー見て開催を予告します。 月1だからこそできるほのぼのバンバンの世界! しかし、目指すところを子どもたちのできた・わかったという確かな事実!! チェイサーはどこまでも実践を追いかけていきます!!!