2017年3月29日水曜日

「教え方セミナーIN根室」開催報告

平成29年3月28日P.M.5:30~P.M.8:00
根室において、教え方セミナーを以下の内容で開きました。
参加者は3人(男性2名、女性1名)でした。

講座1 始業式を迎えるまでにやっておきたいこと<黄金の3日間>
     向山洋一氏の論文から、自分が新学期に向けて用意しなければいけないことに
    線を引いてもらいました。そこから、自分にとって何が一番大切かを発表し合い
    ました。なぜ、そこに線を引いたのかの意見を交換し合いました。
     私からは、「ほめる」をキーワードにして、話をしました。システムづくりの
    中に、「ほめる」ことを意識すると、子どもたちがより意欲的に動くようになっ
    たことを、写真を交えて話しました。

講座2 模擬授業「算数:わり算の筆算」
     参加者にわり算の筆算の模擬授業をしてもらいました。
     3者3様でしたが、それぞれにいいところがありました。
     それを元に、さらに授業を洗練していくとさらに授業がよくなることを話しま
    した。最後に私が模擬授業をしました。
     参加者は「教えないってこういうことだったんですね」と驚いていました。

講座3 テスト・教材はこうして選ぶ!子どもに優しい教材は教師にも優しい!!
     国語に絞っての講座でした。
     物語教材で、大問の一つを解いてもらいました。
     答えづらい中、答えやすい問題が浮き彫りになってびっくりする参加者。
     これを、〇つけするとき、どこまで部分点をあげるのか?答え方はどこまでよ
    しとするのか?などを考えてもらいました。一同、大変・・・それは子どもも同
    じなんですというと納得!
     すぱっと教師が〇つけできるものは、子どもも答えやすいものであり、難しい
    問題は授業の中に盛り込んで鍛えればいいだけであって、テストに求めなくても
    よいのでは?と話をしました。
     算数も教えてほしいということだったので、計算問題で枠があって位がとりや
    すいものや文章問題でどれだけ計算のマスを用意してくれているか、教科書に沿
    っているものを比較すると、どれがよいのかわかってくることを伝えました。

講座4 新学習指導要領を意識した授業づくり講座
     ICTを活用した授業に限って講座を展開。
     算数の図形や解答をする際に、全体に見せるとトラブルが減ること、道徳は、
    パワーポイントを使ってと、模擬授業やサイトを見せながらの展開でした。
     参加者の一人が、テレビにつないでテレビ上の図形を動かせたり、タッチパ
    ネル状になる器具を購入することを決めた。どのように使うかで悩んでいたよ
    うだったので「まずは何でも作って子どもたちに実践してみること、そのうち、
    ICTを使った方が効果的な教材が見えてくること」を話しておきました。「やっ
    てみます!」とのことだった。

講座5 QAフレッシュマン講座
     なんでも悩んでいることを気軽に聞く形にしました。
     教材の選び方で、特別支援の子どもたちにでどこまで自由に選べるのかという
    ことだったので「先生が『これ!』と思うものでよいこと、ただし、通級との関
    りが必要なときがあるので、担任に確認をとること、保護者にも了承をもらって
    おくこと」を伝えた。
     教具の用意の仕方についても質問があった。忘れ物があるのは当然と思って事
    前にどれだけ、用意しておくかが大切で、子どもたちがその学習の時間に勉強が
    できる環境にしておくことが教師の務めであるのでは?と話しました。(忘れ物
    指導と学習指導は分けておくことも)
     当番の仕事をさぼった時の対応も聞かれました。その時は、教師がやってあげ
    ればよいこと、そのうち、子どもがやるようになるからその時を見逃さないで誉
    めることも大切なことを話しました。教師がやることに驚いていました。どうし
    ても説教したくなるそうです。それも人として思うこと。でも私たちは教師だか
    ら、子どもたちができるようにしてあげるべきだから、これもシステムとして仕
    組むことが大切であることを付け加えました。
     他、いろいろとありました。
以上です。